三菱重工業(株)は、同社の欧州原動機拠点であるMPSE(Mitsubishi Power Systems Europe, Ltd.)が2010年2月25日、英国政府と覚書(MOU)を締結し、ビジネス・イノベーション省から最大3,000万ポンド(約42億円)の補助金を受けて洋上風車の開発プロジェクトに取り組むと発表した。今回のMOU締結は、先にMPSEが同国エネルギー・気候変動省から同設備の開発で81万ポンドの助成を受けることが決まったのに続くもので、日本メーカーが洋上風車市場に参入するのはこれが初めてという。今回、補助金交付の対象となるプロジェクトは3つの段階で構成される。第1段階では、5,000~7,000kW級の洋上風車実証機を製作・試験し、第2段階では、同国内に洋上風車先端技術センターを設置し、洋上風車の先端技術の開発を行う。そして第3段階では、大型の複合材タービンブレードの設計と開発、ならびに関連生産技術の開発を進める。これらは、次世代の洋上風車の開発・製造に向けた本格的な第一歩となるという。
情報源 |
三菱重工業(株) ニュース
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機関 | 三菱重工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 補助金 | 三菱重工業 | イギリス | 覚書 | 洋上風力発電 | エネルギー・気候変動省 |
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