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 JICA、インド島嶼部の再エネ電力利活用を支援(無償資金協力)

発表日:2022.03.31


  国際協力機構(JICA)は、インド政府との間で「アンダマン・ニコバル諸島における電力供給能力向上計画」の無償資金協力に係る贈与契約を締結した(限度額:40億1,600万円)。アンダマン・ニコバル諸島は、インド本土の東方から約1,200 km離れたベンガル湾に浮かぶ大小300以上の島々。プロジェクトサイトは、諸島全人口の63%が居住し、連邦直轄領の首都ポートブレアが所在する「南アンダマン島」。インドの島嶼開発庁は、島嶼部における電力自給と化石燃料依存からの脱却や、再エネ導入を中心にした電力開発という方針を打ち出している。他方、南アンダマン島の電力は島内のディーゼル発電所6か所と太陽光発電所で賄われているが、ディーゼル発電所については施設の老朽化が著しく、発電効率の低下や故障が頻発し、産業活動にも影響が生じている。当該計画は、同島に蓄電池および関連設備を整備することにより、再エネ由来電力の有効活用と電力供給の安定化を図り、もって産業競争力の強化に寄与することを目的としている(実施予定期間:36ヶ月)。事業完成3年後には、CO2排出量の年間2,683トン削減(2020年比)が見込まれ、SDGsの目標7・9等への貢献はもとより、インドがCOP26で表明した目標「2070年までにGHG排出の実質ゼロ」の達成への寄与が期待できるという。

情報源 (独)国際協力機構 ニュースリリース
機関 (独)国際協力機構
分野 環境総合
キーワード インド | 無償資金協力 | GHG | 太陽光発電所 | SDGs | COP26 | アンダマン・ニコバル諸島 | ベンガル湾 | 南アンダマン島 | 再エネ由来電力
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