(独)国際協力機構(JICA)は、インド政府との間で「トゥルガ揚水発電所建設事業(第一期)」の円借款貸付契約の調印を行ったと発表した。同事業は日印首脳会談(平成30年10月29日、於:東京)の際に取り交わされた交換公文に挙げられた、インドに対する円借款対象案件(6件)のひとつ。西ベンガル州内に可変速揚水発電システムを備える揚水発電所を新たに建設することで、同州の産業発展などに寄与し、SDGsへの貢献が期待できるものと(事前)評価されている。今回、円借款対象額81,018百万円(総事業費112,134百万円)のうち29,442百万円を貸し付けることで、本体工事の国際競争入札やコンサルティング・サービスの招請などの準備が始まり、プロジェクトが本格化する(2027年5月完成予定)。揚水発電は、夜間などの電力消費が少ない時間帯に上部ダムに水を汲み上げ、需要ピーク時に落水して発電させる、巨大な蓄電池とも言える発電方式。日本で開発された「可変速揚水発電」システムは発電量が不安定な再生可能エネルギー等と相性が良いという。
情報源 |
国際協力機構 ニュースリリース
外務省 報道発表 |
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機関 | 国際協力機構 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | インド | 国際協力機構 | 円借款 | SDGs | 日印首脳会談 | 交換公文 | 可変速揚水発電 | 揚水発電所 |
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