(公財)日本財団は、海に関する意識調査の結果を公表した(有効回答数/男性:5,800人、女性:5,800人、調査期間/2022年6月10日~15日、調査手法/インターネット調査)。この調査は、日本人の海に対する感情や認識がどのように変化していくかを調べ、さらに社会の動向や情勢によってどのように遷移するかを定点観測するため2017年より隔年実施している。2022年の調査結果によると、この1年間で「海に行っていない」と回答する人の割合が45%(2019年より12%上昇)、海への親しみの低下が懸念される結果となった。また、「この1年間、海に行っていない人」は、「海に行った人」に比べて「海を大切に思う気持ち」が低いことが明らかとなった。一方、2019年と比べると、海洋問題の認知度が全体的に向上し、海を守ることにつながる行動を行う人も増加した。さらに、海に行った人のほうが「海を守ることにつながる行動」を意識して行ってる人が多いという結果が得られたという。