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 NEDO省エネルギー技術開発賞:マツダの新機構EV用モータなど

発表日:2023.02.03


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2022年度「NEDO省エネルギー技術開発賞」のテーマ名(受賞者)を発表した。この制度は、「戦略的省エネルギー技術革新プログラム(事業期間:2012~2024年度)」で行われた研究開発のうち、前年度までに完了している優れた案件を表彰するもの。NEDOプロの成果に基づく継続的な取り組みと迅速な社会実装の後押しを目的としている。最優良事業者に贈られる理事長賞には、「自動車用モータ可変界磁技術の開発(マツダ株式会社)」が選ばれた。当該技術は、自動車用モータの発電量を高めるために、電磁石等(界磁)の大きさを運転条件に応じて変化させるもの。新規磁石材料の開発、回転する部位(ロータ)内の磁気抵抗差を利用する新たなモータ構造の創出などを行い、HEV(Hybrid Electric Vehicle)の燃費を15%向上させることに成功した(従来車比)。同社は、今後製造・販売する車両への導入や、EV・PHVへの適用なども検討しており、電気自動車の航続距離向上による社会全体の省エネ貢献を目指している。本件のほか「コージェネレーション用革新的高効率ガスエンジンの技術開発(株式会社サステナブル・エンジン・リサーチセンターほか2社)」、「電動車両向け高効率電動コンプレッサ搭載ヒートポンプシステムの開発(サンデン株式会社)」など、10件の優良事業者賞が選ばれている。2023年2月3日、東京国際展示場(通称:東京ビッグサイト、所在地:東京都江東区)で開催中の「ENEX2023第47回地球環境とエネルギーの調和展」において表彰式が行われた。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構
分野 環境総合
キーワード コージェネレーション | ヒートポンプ | 電気自動車 | マツダ | HEV | 電磁石 | 戦略的省エネルギー技術革新プログラム | NEDO省エネルギー技術開発賞 | 脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム | 可変界磁技術
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