名古屋市は、ボタニカルライトを使ったイルミネーションを常設する。ボタニカルライトは電源不要で、植物の力で光をともすことができ、植物が生き続ける限り長期的に発電が可能で、発電の際に排出されるのは、水のみという特徴を持っている。同市は、令和5年度SDGsまちづくり推進事業として、SDGsの視点から地域団体・企業等と協働で地域課題等の解決を図る取り組みを行っている。ワークショップで提案されたアイデアをもとに、令和5年3月に熱田湊まちづくり協議会の地域にある宮の渡し公園で植物から生成される電力のみで点灯するイルミネーション(ボタニカルライト)を設置した。設置後の経過が良好であったため、市民の憩いの場である公園にボタニカルライトを常設し、公園の魅力アップと環境について考える場を創出する。販売元の(株)グリーンディスプレイでは、プロトタイプとして開発中で、商品単体での販売ではなく、商品の設置と設置後の定点観測やメンテナンスを含めた提供を行う。ボタニカルライトの常設は東海3県で初の試みという。