埼玉県は、家庭の使用済みリチウムイオン電池からレアメタル等を回収する実証試験を行う(実証期間:令和5年9月~令和6年2月)。同県は、車載用リチウムイオン電池等を再資源化している太平洋セメント(株)と、松田産業(株)と連携し、家庭用リチウムイオン電池等の効率的な分別とレアメタル回収を目的とした実証試験を行い、サーキュラーエコノミーを推進する。スマートフォンやモバイルバッテリーといった身近な充電式電化製品の多くには、リチウムイオン電池が内蔵されている。リチウムイオン電池に含まれるコバルトやニッケルなどのレアメタルは、メーカー等が自主回収している製品を除き多くが有効に活用されていない。また、リチウムイオン電池が適切に分別されず家庭ごみに混入、収集運搬時や処理施設等で火災発生の原因ともなっている。今回、同県の狭山市と上尾市が家庭から回収し保管している使用済みのリチウムイオン電池やリチウムイオン電池を含む小型家電等について、有価物として取引するために、市町村の負担が少なく、安全な分別方法を検証する。レアメタルの活用可能性を検証し、どのようなレアメタルがどれくらい含まれているのか、回収コストを含めて調査するという。
情報源 |
埼玉県 報道発表資料
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機関 | 埼玉県 太平洋セメント(株) 松田産業(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | リチウムイオン電池 | レアメタル | バッテリー | コバルト | ニッケル | 埼玉県 | 太平洋セメント | サーキュラーエコノミー | 松田産業 |
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