DOWAエコシステム(株)は、リチウムイオン電池の製造工程から発生するスクラップおよび使用済み電池のリサイクル事業を商業化したと発表した。リチウムイオン電池は、パソコンなど家庭用電化製品での使用に加えて、自動車その他の産業用分野においても急速に普及しており、同電池に含まれるコバルト、ニッケル、リチウムなど希少金属のリサイクルが求められている。また、電池の軽量化・低コスト化の進展によるコバルトなどの高価な希少金属の使用量減少にともない、安価で適正なリサイクルへのニーズが高まっている。今回、同社では、リチウムイオン電池の材料の製造から最終製品に至るまでの過程で、各メーカーなどから発生するスクラップおよび使用済み電池を回収し、以下のリサイクルを行う。1)正極材スクラップからは、高純度のコバルトを回収し、正極材原料としてリサイクルする。2)使用済みのリチウムイオン電池は、年間1千トン以上を受け入れ、処理・分離を行って製錬原料とする。なお、リチウムイオン電池の回収においては、同社の収集運搬ネットワークを活かした効率的な集荷が可能という。
情報源 |
DOWAホールディングス(株) ニュースリリース(PDF)
DOWAエコシステム(株) ニュースリリース |
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機関 | DOWAホールディングス(株) DOWAエコシステム(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | リチウムイオン電池 | 電気自動車 | リサイクル | 希少金属 | レアメタル | コバルト | ニッケル | DOWAエコシステム | 電化製品 | リチウム |
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