国際協力機構(JICA)は2024年度「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」 の新規採択案件12件を決定した。SATREPSは、外務省・文部科学省の支援のもと、JICA・科学技術振興機構(JST)・日本医療研究開発機構AMEDが連携して実施するプログラム。地球規模の課題に対処し、開発途上国のニーズに基づいて国際共同研究の成果を実装することを目的としている。近年、JICAは“共創”を重視し、開発途上国と日本の大学や研究機関との連携強化や、双方の科学技術力向上といった開発インパクトの最大化を追求している。令和5年度公募より、科学技術によるSDGsの達成(STI for SDGs)をさらに推進する上で、我が国の外交政策上重要な対象地域・研究をあらかじめ示し、研究提案の募集するスキームが導入された。新たな枠組み「重点推進型SATREPS」に採択されたのは「農業廃棄物を活用したプラスチック代替素材製造に基づくサーキュラーエコノミーの構築(東京大学/エジプト日本科学技術大学)」。農作物残渣による多様なプラスチック代替材料の開発、社会実装を視野に入れた製造プロセスの確立、残渣回収から代替素材製造・販売に至るシステムの設計や環境・経済評価などが計画されている。
情報源 |
国際協力機構 ニュースリリース
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機関 | 国際協力機構 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | JST | アフリカ | 農業廃棄物 | SDGs | AMED | サーキュラーエコノミー | エジプト・アラブ共和国 | 重点推進型SATREPS | 外交政策 | 海洋プラごみ問題 |
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