環境省は、エネルギーの地産地消を目指す地域における計画策定事業の公募を開始すると発表した(公募期間:令和6年4月19日~5月17日)。再生可能エネルギーの主力電源化に向けて、海に囲まれた我が国では、洋上風力発電の導入が、地球温暖化対策だけではなく、エネルギー安全保障の観点からも有益となっている。同事業は、地方公共団体を対象として、補助金の補助率は3/4以内、上限額は3億円、事業の実施期間は原則として2年以内となっている。同省では、浮体式洋上風力発電を活用した地域の脱炭素化ビジネス形成の環境構築のため、浮体式洋上風力発電によってエネルギーの地産地消を目指す地域の各種調査や事業性・二酸化炭素削減効果の検証等を実施し、将来の導入に向けた計画策定を行うという。