三井住友海上火災保険は、CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)事業の圧入・貯留事業者向けに、海底下へのCO2圧入・貯留におけるリスクを包括して補償する「CCS事業者専用保険」の販売を開始する。──新商品開発の背景には、二酸化炭素の貯留事業に関する法律の成立や、CCSの事業化に向けた動きの活発化がある。また、CCSは水素やアンモニアの製造過程で排出されるCO2の抑制にも役立つ次世代エネルギー技術として注目されていることもある。CCS事業者専用保険は、事業者が所有または管理する設備に生じた物的損傷や事業停止に伴う利益損害、第三者の物的損害や身体障害に対する賠償責任、CO2貯留用の井戸の制御費用や再掘削費用、井戸の改修にかかる費用などに適用される。今後、CCS事業の本格始動をにらみ、貯留層からCO2が漏出した際の環境価値喪失に対する補償など、さまざまなリスクに対応した専用保険の開発・拡充を進めるという。
情報源 |
三井住友海上火災保険 ニュースリリース
|
---|---|
機関 | 三井住友海上火災保険(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | CCS | 水素 | カーボンニュートラル | アンモニア | 次世代エネルギー | 海底下貯留 | CO2圧入 | リスク補償 | 事業化支援 | 環境価値喪失 |
関連ニュース |