新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、目指すべき姿や社会実装に向けたロードマップを取りまとめた。NEDOは「自動配送ロボットによる配送サービスの実現プロジェクト(2022~2024年度)」を実施し、経済産業省と連携して物流分野の課題解決を目指している。同プロジェクトの一環として、2024年7月に「より配送能力の高い自動配送ロボットの社会実装検討ワーキング・グループ(WG)」を立ち上げ、有識者や事業者と議論を重ねてきた。──自動配送ロボットは物流拠点や小売店舗から荷物を配送するロボットであり、改正道路交通法により公道走行が可能となった。今回、期待されるユースケース、産業界が求めるロボットの仕様と運用のあり方、社会実装に向けた道筋が整理された。今後、産業界各者による実証実験を通じて、目指すべき姿の精緻化を行い、関係省庁との協議を進めるという。