トピー工業(株)は、鉄鋼事業において、豊橋製造所(愛知県豊橋市)大形圧延工場の加熱炉の燃料を重油からLNG(液化天然ガス)に転換し、2010年7月から運用を開始したと発表した。同工場では、これまで主に重油を燃料として鋼片の加熱を行ってきたが、重油は硫黄分を多く含み、燃焼による硫黄酸化物や煤塵の排出が環境負荷となるという課題があった。そこで同社は今回、大気汚染物質を含まず、二酸化炭素排出量の少ないLNGへの燃料転換を決定した。今回の燃料転換にあたり、豊橋製造所周辺には大口取引が可能な都市ガスパイプラインが整備されていないため、同社はLNGの貯蔵・供給用にLNGサテライトを設置。同サテライトまではタンクローリーでLNGを輸送する。今回の取り組みにより、同工場の加熱炉における二酸化炭素排出量は年間約13,500トン削減される見込み。また、燃焼時の空気過剰率を改善することで、窒素酸化物排出量の低減と低燃費化も実現しているという。
情報源 |
トピー工業(株) ニュースリリース(PDF:563KB)
|
---|---|
機関 | トピー工業(株) |
分野 |
地球環境 大気環境 |
キーワード | CO2 | 窒素酸化物 | SOx | 硫黄酸化物 | 燃料 | 天然ガス | LNG | トピー工業 | 加熱炉 | 重油 |
関連ニュース |
|