北陸電力(株)は、富山新港火力発電所石炭1号機をリプレースし、LNG(液化天然ガス)を燃料とするコンバインドサイクル発電を導入すると発表した。同発電所石炭1号機は、同社で一番古い石炭火力ユニットであり、熱効率が劣るという課題があった。一方、コンバインドサイクル発電は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた(コンバインド)発電設備で、LNGを燃焼させたガスでガスタービンを回して発電するとともに、ガスタービンからの高温排熱を回収して発生させた蒸気で蒸気タービンを回して発電することで、従来の蒸気タービンでの発電に比べて熱効率を高め、エネルギーを有効活用することができる。また、硫黄酸化物(SOx)・ばいじんが発生せず、窒素酸化物(NOx)やCO2の排出量も低減できる。そこで同社は、エネルギーセキュリティ、環境特性、経済性などを総合的に評価し、LNGコンバインドサイクル発電を導入することとした。これにより、一層の電源多様化を図るとともに、さらなるCO2排出量削減により低炭素社会の実現に貢献していくという。
情報源 |
北陸電力(株) プレスリリース(PDF)
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機関 | 北陸電力(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | コンバインドサイクル発電 | CO2 | 天然ガス | LNG | 高効率 | 北陸電力 | ガスタービン | 火力発電所 | 蒸気タービン | 富山新港 |
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