厚生労働省は、福島県及び東京都における水道水中の放射性物質の検出について発表した。今回、政府の原子力災害現地対策本部では、平成23年3月20日から21日までに福島県内5箇所の水道水を対象に、放射性物質の測定を実施。その結果、放射性ヨウ素が、いわき市を含む3地点で「乳児用の指標値」(100Bq(ベクレル)/kg)を超過した。また、東京都水道局では、同年3月22日に都内3箇所の水道水を対象に、調査を実施。その結果、放射性ヨウ素が、1地点(金町浄水場)で「乳児用の指標値」(100Bq/kg)を超過した。なお、福島県・東京都ともに、「飲食物摂食制限に関する指標値」(放射性ヨウ素(飲料水)300Bq/kg)は超過しなかった。この検査結果を受け、同省は、新たにいわき市及び東京都に対し、関係区域の水道を利用する住民に、乳児による水道水の摂取を控えるよう広報するよう要請した(東京都では、23区、武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市、三鷹市について、その旨公表済)。同省は、この指標値を超える水道水を一時的に飲用しても健康影響が生じる可能性は極めて低く、代替飲用水がない場合には飲用(乳児による水道水の摂取を含む)しても差し支えないとしている。また、手洗い、入浴等の生活用水としての利用は可能という。
情報源 |
厚生労働省 報道発表資料
福島県 平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況速報 東京都 報道発表資料 |
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機関 | 厚生労働省 福島県 東京都 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 東京都 | 厚生労働省 | 水道水 | 健康影響 | いわき市 | 放射性物質 | 放射性ヨウ素 | ベクレル | 飲食物摂食制限に関する指標 | 乳児 |
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