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 日本郵船(株)など、ハイブリッド給電システムを搭載した太陽光エネルギー船の実証実験を開始

発表日:2011.05.17


  日本郵船(株)、川崎重工業(株)などは、2011年6月から、太陽光エネルギーを動力源の一部とする自動車運搬船(以下、太陽光エネルギー船)に、ハイブリッド給電システムを搭載し、実証実験を開始すると発表した。日本郵船らは、太陽光エネルギー船を2008年12月に竣工後、約2年間にわたり、太陽光パネルの発電状況や耐久性を検証してきた。その結果、太陽光発電は、わずかな天候の変化でもすぐにその発電量に大きな影響を与えるため、船内への安定的な電力供給に問題があることが分かった。そこで今回、同船にハイブリッド給電システムを搭載し、充電・放電することにより、同船電力系統への給電量を平滑化させることを目指す。今後、過酷な海上環境の中で、太陽光発電とハイブリッド給電システムにより、安定した電力供給を実現するための実証実験を行い、その効果を検証するという。また、同船にバラスト水処理装置の搭載や低硫黄燃料の対応工事を行うことで、環境対応をさらに強化する。なお、同プロジェクトは、国土交通省から「船舶からのCO2削減技術開発支援事業」の補助対象事業に選定されている。

情報源 日本郵船(株) ニュースリリース
川崎重工業(株) ニュース(PDF)
機関 日本郵船(株) 川崎重工業(株) (株)MTI (財)日本海事協会
分野 地球環境
キーワード 太陽光発電 | CO2 | 船舶 | 日本郵船 | MTI | 川崎重工業 | 実証実験 | 電力供給 | 日本海事協会 | ハイブリッド給電システム
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