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 三菱重工業(株)、ノルウェー国営企業らが推進するCO2回収装置に関する技術評価プログラムの初期計画に着手

発表日:2011.11.16


  三菱重工業(株)は、ノルウェー国営のガスノバ社から、CO2回収装置に関する技術評価プログラム(TQP)の初期計画を受注したと発表した。今回のCO2回収プロジェクトは、同国の石油・ガス会社であるスタトイル社が運営するモングスタッド製油所内の天然ガス焚き複合火力発電設備が出す、天然ガス焚き排ガスから、CO2を分離・回収・圧縮・貯留する計画。このTQPには、同社を含め複数企業が参加し、TQPを通じて事業可能性調査および実証試験計画立案を行い、2012年の実証試験実施を目指す。この結果を踏まえ、技術選定に選ばれた数社が基本設計に移行する。ガスノバ社およびスタトイル社は、同計画を通じて、2016年頃を予定する商用機本工事の最終決定に向けた準備を進めるという。同社では、環境意識の高いノルウェーでのCO2回収・貯留(CCS)関連プロジェクト参画により、CO2回収技術および回収装置の大型化対応についての信頼性を確立し、CCS分野におけるさらなる事業拡大を進め、温室効果ガスの削減に貢献していくという。

情報源 三菱重工業(株) ニュース
機関 三菱重工業(株)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 火力発電 | 三菱重工業 | 天然ガス | CO2回収 | ノルウェー | FS | 事業可能性調査 | 技術評価 | 初期計画
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