三菱重工業(株)は、ノルウェーのスタトイル社から、CO2回収装置に関する技術評価プログラム(TQP)の実証試験を受注したと発表した。今回のCO2回収プロジェクトは、スタトイル社が所有するモングスタッド製油所で2010年から稼働している複合火力発電設備の排ガスから、CO2を分離・回収・圧縮する計画で、そこで採用するCO2回収技術を実証するもの。このTQPには、同社を含め複数企業が参加し、各社は独自の試験設備を利用した連続運転試験を実施する計画で、同社では関西電力(株)南港発電所の試験設備を使用し、計3,000時間の長時間運転を行う。その後、技術選定に選ばれた数社が基本設計に移行し、その中から2016年頃に本工事の受注企業が決まる予定。同社では、環境意識の高いノルウェーでのCO2回収・貯留(CCS)関連プロジェクト参画により、CO2回収技術および回収装置の大型化対応についての信頼性を確立し、CCS分野におけるさらなる事業拡大を進め、温室効果ガスの削減に貢献していくという。
情報源 |
三菱重工業(株) ニュース
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機関 | 三菱重工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | CO2 | 火力発電 | 三菱重工業 | CO2回収 | ノルウェー | 実証試験 | 排ガス | 技術評価 | スタトイル社 |
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