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 三菱重工業(株)、インドの国営肥料会社NFLへCO2回収技術を供与

発表日:2010.12.21


  三菱重工業(株)は、インドの国営肥料会社NFLの尿素肥料工場向けにCO2回収技術を供与すると発表した。同社が今回供与するのは、同社独自の特殊吸収液を用いて、天然ガスを燃料とする尿素肥料製造の工程で放出される燃焼排ガスからCO2を分離・回収し、アンモニアと合成して尿素の増産をはかる技術。具体的には、2系統のアンモニア・尿素プラントからなるヴィシャイプール工場に同社独自の化学プロセスを用いるCO2回収プラントを追加設置し、回収した純度99%のCO2を尿素増産の原料として利用する。CO2回収能力は世界最大級の450トン/日で、完成は2012年6月初頭の予定。排ガスからのCO2回収率は約9割で、環境保全や省エネルギーにも大きく貢献するという。

情報源 三菱重工業(株) ニュースリリース
機関 三菱重工業(株)
分野 地球環境
キーワード プラント | 三菱重工業 | 天然ガス | インド | CO2回収 | アンモニア | 排ガス | 尿素肥料
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