三洋電機(株)は、冷凍ショーケース用冷凍機システムにおいて、国内で初めて自然冷媒(CO2)を水で冷却する「水冷式ノンフロン冷凍機システム」を開発したと発表した。自然冷媒(CO2)は、冷凍ショーケース用冷凍機システムで使用されている代替フロン冷媒に比べ、地球温暖化係数が1/1300~3920と非常に小さいため、CO2排出量削減および地球温暖化防止に大きく貢献する冷媒として注目されている。今回開発したシステムは、従来から用いられてきた空気(空冷式)の替わりに、商業施設やビルに設置されているクーリングタワー(冷却塔)から循環する水を用いてCO2冷媒の冷却を行う水冷式で、冷却水の水温に合わせて高圧圧力を制御するため、消費電力の低減が可能となった。温室効果ガス排出削減効果は、売場面積約450m2の店舗でライフサイクルを15年として試算した場合、1)間接影響931.5トン、2)直接影響8,810.1トンで、合計9,741.6トン削減できるという。なお、同システムは、経済産業省の平成23年度代替フロン等排出削減先導技術実証支援事業に基づき、研究開発を推進しているものである。
情報源 |
三洋電機(株) ニュースリリース(PDF)
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機関 | 三洋電機(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 代替フロン | CO2 | 地球温暖化 | 経済産業省 | 温室効果ガス | 三洋電機 | 自然冷媒 | 水冷式 | 冷凍 | ノンフロン |
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