環境省は、宮城県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果を公表した。同省では、モニタリング調整会議で決定された総合モニタリング計画に基づき、継続的に水環境(公共用水域(河川・湖沼、水源地、沿岸)等)の放射性物質モニタリングを実施している。今回、宮城県内の公共用水域における環境基準点等138地点(河川:77地点、湖沼・水源地:21地点、沿岸・水浴場:40地点)(平成23年10月3日~11月7日採取分)について、測定結果(速報)を公表した。それによると、放射性ヨウ素については、水質・底質・周辺環境とも、全地点で不検出であった。放射性セシウムについては、水質・底質・周辺環境で検出された地点があった。さらに、空間線量は、湖沼・水源地で0.04~0.71µSv/hを測定した。同省では今後、福島県、宮城県、山形県(一部)、岩手県(一部)、茨城県、栃木県、群馬県及び千葉県(一部)において、関係機関と調整を行い、継続的に、河川、湖沼等の水質、底質等の放射性物質の測定を実施するという。