環境省は、絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する点検の結果を公表した。これは、絶滅のおそれのある野生生物の保全について、今後取り組むべき課題を明らかにすることを目的に、生物多様性基本法及び生物多様性国家戦略2010を踏まえ、これまでの我が国の政策の実施状況を点検したもの。同点検は、1)我が国の絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する点検、2)希少野生生物の国内流通管理に関する点検、の2つに分けて実施され、それぞれの点検会議において、今後取り組むべき以下の課題等が提言された。1)絶滅危惧種の特性や減少要因に応じた効果的な保全の推進や、保全のための情報収集及び連携体制整備等の必要性等、2)罰則や登録制度の運用強化、規制の範囲の検討や普及広報の推進等の必要性等。同省では、これらの提言を2012年の生物多様性国家戦略の見直し作業に活用するほか、来年度以降、この提言を踏まえて絶滅のおそれのある野生生物の保全に関連する制度面及び運用面の今後のあり方についてさらに検討を深めることなどを通じて、より効果的な絶滅のおそれのある野生生物の保全対策に取り組んでいく予定という。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 環境省 | 野生生物 | 絶滅危惧種 | 生物多様性基本法 | 保全 | 点検 | 希少 |
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