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 イギリス、花粉媒介生物に優しい環境づくりのための行動を呼びかけ

発表日:2016.07.08


  イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、ハチやチョウなどの花粉媒介昆虫に優しい環境を作るため、家庭、園芸家、農家、住宅開発業者、土地所有者、地方自治体に向けたアドバイスを提示した。イギリスには、マルハナバチ、ミツバチ、単生バチ、スズメバチ、ハナアブ、ハエ、カブトムシ、チョウなど少なくとも1500種の花粉媒介昆虫が生息している。また、世界の食料の90%を提供する100種の作物のうち70種はハチ類を介して受粉しているという。Defraは、このような昆虫が生きていくために必要な花粉、花蜜、すみかを提供するために簡単に実践できる行動として、1)より多くの花、低木、樹木を育てる、2)庭に植物を自生させる、3)草刈りを頻繁に行わない、4)昆虫の巣や冬眠場所を荒らさない、4)農薬を使用するかどうかは慎重に検討する、の5つを示した。この他、関連するツイッターのフォローや、イベントへの参加、単生ハチ用巣箱の設置なども花粉媒介生物の支援につながるとしている。

情報源 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)
分野 自然環境
キーワード 植物 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 昆虫 | ハチ | 花粉媒介
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