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 アラブ環境担当閣僚会議、生物多様性を最重要環境課題に

発表日:2012.01.10


  第23回アラブ環境担当閣僚会議(CAMRE)が、2011年12月21・22日にエジプトのカイロで開催され、2011年9月の「第12回砂漠化・生物多様性作業部会」の報告書と勧告を採択した。CAMREは、生物多様性条約とカルタヘナ議定書への支援に関する決定として、アラブ諸国に2011~2020年生物多様性戦略計画に沿って国家生物多様性戦略と行動計画を見直し、その計画実施のため、資金等資源動員戦略も更新するよう勧告した。また「遺伝資源へのアクセスと利益の配分に関する名古屋議定書」の批准、地球環境ファシリティ(GEF)の利用、遺伝資源へのアクセスと利益配分に関する国内法の整備、「名古屋・クアラルンプール補足議定書」の批准などを促し、市民団体の参加も歓迎するとしている。この決定に先立ち、ガボン大統領の主導でアフリカ連合は、生物多様性を最優先の活動とする、同様の決定を行っている。生物多様性条約事務局は「CAMREの決定は、アラブの生物多様性の保全と利用に向けた大きな一歩」としている。

情報源 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF)(コミュニケ)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局(CBD)
分野 自然環境
キーワード カイロ | CBD | カルタヘナ議定書 | 地球環境ファシリティ | 遺伝資源 | 利益配分 | 生物多様性条約事務局 | 名古屋議定書 | アラブ | 閣僚会議
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