国連環境計画の地球大賞受賞者、太陽光で飛ぶ飛行機でのアメリカ大陸横断第2行程へ離陸
発表日:2013.05.22
2012年に国連環境計画(UNEP)地球大賞(Champions of the Earth award)を受賞したベルトラン・ピカール博士らは、2013年5月22日、太陽光で飛ぶ飛行機「ソーラーインパルス」で、2013年5月初旬に始まったアメリカ大陸横断飛行の第2行程へ離陸した。ソーラーインパルスは超軽量の電気飛行機で、化石燃料を使わず太陽のエネルギーだけで昼夜の連続飛行が可能。2010年に世界で初めて26時間の昼夜航行に成功しており、2015年には世界一周を計画している。今回の飛行には世界中でクリーン技術を促進する「クリーン・ジェネレーション」計画の立ち上げという目的もあり、シュタイナーUNEP事務局長はこの飛行が「低炭素型の資源効率の高い未来が夢ではないことを象徴するもの」だとして期待を表明している。なお、地球大賞は2005年に始まった国連の主要な環境賞で、これまでに51の個人・機関が受賞。2012年には、ピカール博士のほか、環境を政策の前面に打ち出すことを約束したモンゴルのエルベグドルジ大統領らに授与された。
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