中国生態環境部、国連気候行動サミットを前に中国の方針と行動を報告
発表日:2019.09.17
中国生態環境部(MEE)は、2019年9月23日にニューヨークで開催される国連気候行動サミットを前に中国の立場と現在の気候行動について報告した。中国は気候変動の緩和と適応の双方を重視した国家戦略を展開するとともに、多国間の気候変動対策にも積極的に参加している。パリ協定については、国連気候変動枠組条約の「共通だが差異ある責任」等の原則の下、すべての締約国が国別約束(NDC)を遂行し、特に先進国は途上国への資金・技術支援等の約束を履行・強化すべきとの立場に立っている。今回のサミットで中国は、自然を基盤とした解決策(NBS)の推進国として、国際社会と共に気候変動への対応とパリ協定の実施を前進させたいという。また国内で展開している気候変動対策について、重要9項目(NBS、社会・政治的推進力、若者の参加、エネルギー転換、産業の変革、インフラ・都市・地域の行動、緩和戦略、回復力と適応、気候資金と炭素価格付け)の取組を報告した。中国は現在、再生可能エネルギーの世界最大の生産・消費国で、2018年に同エネルギーの総発電設備容量が728GWを超えた。
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