国連環境計画、気候変動と自然の喪失に対処するには多国間協調が鍵になると報告
発表日:2020.11.13
国連環境計画(UNEP)によると、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5か国とUNEPとの間で行われた2020年10月の協議では、気候変動、自然、持続可能な開発などの問題についての議論が行われた。北欧諸国は多国間環境協定が重要な役割を果たしていることで合意し、UNEPの中期戦略(2022~2025年)案でのアプローチを支持した。2050年までに世界人口が96億人に達した場合、世界経済の変革なしで現在のライフスタイルを維持するには、地球3つ分に相当する資源が必要になる可能性がある。北欧諸国の首相たちは2019年1月に「北欧カーボンニュートラル宣言」を行い、カーボンニュートラルに向けて取り組むことを約束した。また北欧諸国の閣僚理事会は、2030年までに世界で最も持続可能な地域になるための新たなビジョンに署名した。北欧諸国は、193のUNEP加盟国のうち5か国(2.6%)に過ぎないが、2015~2020年までの環境基金への資金提供の18%以上を占めている。
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