スウェーデン政府、CO2排出量の少ないスーパーグリーン乗用車普及促進のため、購入補助金制度を導入へ
発表日:2011.09.08
スウェーデン政府は、最新のEU排出ガス規制に適合し、かつ走行1km当たりのCO2排出量が50g以下の「スーパーグリーン」乗用車普及促進のため、購入者への補助金制度に今後3年間で2億スウェーデンクローナを支出する。カールグレン環境大臣は、「この制度は環境負荷が極めて少ない自動車の普及を促進し、運輸部門からの温室効果ガス(GHG)排出量削減に取り組むためのツールである」として制度導入を歓迎した。運輸部門はスウェーデンのGHG排出の約3分の2を占めているが、低排出車の増加に伴い、長期にわたり続いていた排出増が止まっている。今回の補助制度は2010年総選挙時の連立与党の選挙公約で、今後さらに低排出化を図り、2030年までにはすべての自動車が、化石燃料を使わずに走行することを目指すという。カールグレン大臣は「自家用車以外に、タクシーやレンタカーなど、公共部門や企業の自動車も助成する方向で制度の拡大を図っている」としている。対象車種の基準提案は2011年秋、制度の開始は2012年1月の予定である。
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