環境省、産業廃棄物の不法投棄等の状況(平成23年度)を公表
発表日:2012.12.27
環境省は、平成23年度の産業廃棄物の不法投棄等の状況を発表した。同省では、毎年度全国の都道府県及び政令市の協力を得て、産業廃棄物の不法投棄や不適正処理事案について、新たに判明した不法投棄事案の状況、年度末時の不法投棄等事案の残存量等を調査し、公表している。同調査によると、平成23年度に新たに判明した不法投棄事案は192件(前年度:216件)、不法投棄量は5.3万トン(同:6.2万トン)であり、廃棄物の種類別では、建設系廃棄物が147件と、全体の76.6%を占めた。一方、平成23年度に新たに判明した不適正処理事案は183件(前年度:191件)、不適正処理量は120.9万トン(同:6.4万トン)で、廃棄物の種類別では、建設系廃棄物が129件と、全体の70.5%を占めた。また、平成23年度末時点で不法投棄等の残存件数として報告のあったものは2,609件(前年度2,608件)、残存量の合計は1,862.0万トン(同:1,781.7万トン)であった。
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