環境省、「荒尾干潟」の東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークへの参加を発表
発表日:2013.06.24
環境省は、熊本県荒尾市にある「荒尾干潟(あらおひがた)」が、「東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク」への参加地として、平成25年6月17日に承認されたと発表した。同ネットワークは、日豪政府の主導により平成18年11月に発足した「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ」に基づき構築されているもので、平成25年6月20日現在、16ヶ国113ヶ所(日本国内では30ヶ所)が参加湿地となっている。今回承認された荒尾干潟は、有明海の中央部東側に位置し、底生生物が多く生息することから、それらを餌にする渡り性水鳥が多く飛来している。また、登録された範囲(約754ha)では、国指定鳥獣保護区特別保護地区及びラムサール条約湿地にもなっている。今回の承認にあたっては、国際自然保護連合(IUCN)が作成したレッドリストに掲載されている絶滅のおそれのある2種の渡り性水鳥(クロツラヘラサギ、ズグロカモメ)が確認されていることなどが評価されたという。
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