環境省、「風蓮湖・春国岱」の東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークへの参加について発表
発表日:2010.11.02
環境省は、北海道根室市にある「風蓮湖(ふうれんこ)・春国岱(しゅんくにたい)」が、「東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク」への参加湿地として、平成22年10月4日に承認されたと発表した。同ネットワークは、日豪政府の主導により平成18年11月に発足した「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ」に基づき構築されているもので、平成22年11月1日現在、10ヶ国81ヶ所(日本国内では29ヶ所)が参加湿地となっている。今回承認された風蓮湖(根室湾につながる汽水湖)及び春国岱(風蓮湖と根室湾の間に形成された砂州)の一帯(約6139ha)は、渡り鳥の渡来地、中継地として重要な位置を占めており、国指定風蓮湖鳥獣保護区特別保護地区及びラムサール条約湿地にもなっている。今回の承認にあたっては、国際自然保護連合(IUCN)が作成したレッドリストに掲載されている絶滅のおそれのある2種の渡り性水鳥(ヘラシギ、タンチョウ)が確認されていることなどが評価されたという。
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