環境省、平成19年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書を公表
発表日:2008.08.29
環境省は、平成19年度におけるオゾン層等の監視結果に関する年次報告書を公表した。これは、「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」の規定に基づき、1)オゾン層の状況、2)オゾン層破壊物質等の大気中濃度、3)太陽紫外線の状況の監視結果をとりまとめたもの。具体的には、2007年のオゾン全量は全球規模で減少傾向にあり、南極オゾンホールの面積は、最近10年間では3番目に小さな規模であったが、オゾンホールはほぼ毎年大規模に形成されており、現時点で縮小する兆しがあると判断できず、南極域のオゾン層は依然として深刻な状況にあるとしている。また、特定物質の大気中濃度に関しては、モントリオール議定書等で規制されているCFC類は横ばい又は減少している一方、その代替物質であるHCFC類は急速に増加傾向にあり、成層圏オゾン層の状況改善のためには、これらの物質の濃度がさらに低下することが必要であるという。
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