環境省、平成18年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書をとりまとめ
発表日:2007.08.31
環境省は、「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」に基づき、平成18年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書をとりまとめた。報告書によると、地球全体のオゾン全量は、1990年代前半以降、現在も減少した状態が続いており、南極上空のオゾンホールは、2006年に観測史上2番目に広い面積となるなど、依然として深刻な状況にあるという。また、オゾン層破壊物質等の大気中濃度は、CFC類が横ばい又は減少している一方で、HCFC類は急速に増加しており、CFC及びHCFCの代替物質であるとともに強力な温室効果ガスでもあるHFC-134aは、毎年10%前後の増加率で特に急増しているという。