環境省、石西礁湖のサンゴ白化現象の進行を確認
発表日:2017.01.10
環境省那覇自然環境事務所は、西表石垣国立公園の石西礁湖海域(石垣島と西表島の間)において、サンゴ白化現象が進行していることを確認した。同省では、石西礁湖海域の海域(35地点)において、サンゴ白化現象の状況をスポットチェック法(15分間遊泳観察法)により調査している。平成28年度3回目となる11~12月の調査では、石西礁湖の平均白化率は91.4%であることが確認された。また、91.4%の内訳は、一部白化等(18.4%)、全体が完全に白化(2.9%)、全体が死亡(70.1%)となっている。9~10月(2回目)の調査結果を比較すると、「全体が死亡」が56.7%から70.1%に増加していたが、白化していない群体が3.0%から8.6%に増加していた。今後、残りの「全体が完全に白化(2.9%)」の多くが「全体が死亡」に移行することが予想されるという。
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