環境省那覇自然環境事務所は、西表石垣国立公園の石西礁湖海域（石垣島と西表島の間）におけるサンゴ白化現象の調査結果を公表した。同調査は、平成28年度のサンゴ大規模白化現象の被害状況を適切に把握することが重要であることから、夏季の海水温上昇が予想される時期前の状況を確認するため、石西礁湖海域の海域（35地点）において実施したもの（調査期間：平成29年6月20日～25日）。スポットチェック法（15分間遊泳観察法）により調査した結果、白化現象が確認されはじめた平成28年7月から8月にかけて実施した調査結果と比較すると、平均被度が29.5%から12.5%に減少したことが確認された（昨年度第3回調査と同程度）。また、石西礁湖の平均白化率は19.7%で、いずれも一部白化等（薄色）であった。今後、11月頃にも同調査を引き続き実施する予定という。