三洋電機(株)、電解水の“塩素酸”抑制効果を実証
発表日:2009.08.03
三洋電機(株)は、水処理メーカーのアクアス(株)の実験協力を得て、プールや温浴施設などの水を浄化・除菌可能なシステムで生成した電解水(電解次亜塩素酸)が、水道水の塩素酸抑制に高い効果があることを実証したと発表した。塩素酸は、水道水の消毒に使用される次亜塩素酸ナトリウムが分解することで発生し、大量摂取した場合、赤血球細胞への酸化ダメージが懸念されている。そのため、平成20年4月の水道法改正により、水道水質基準項目に新たに塩素酸が追加され、すべての水道において塩素酸濃度の管理が必須となった。同社は今回、同社のシステムで生成した電解水を使用することで、次亜塩素酸ナトリウムに比べて塩素酸濃度を1/8~1/3と非常に低く抑えることができ、水道水の塩素酸管理に有効となることを確認。同社は、今後も水道水質の改善を図り、環境にも配慮した水質浄化システムの発展に努めるという。
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