NEDOなど、南アフリカで省エネ型・海水淡水化システムの実証運転を開始
発表日:2020.03.04
(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、(株)日立製作所と共に、南アフリカ共和国で、海水淡水化・水再利用統合システムの実証事業に取組んでおり、同国ダーバン市内の下水処理場実証サイトにおいて、このシステムの実証運転開始を発表した。これまでに、日立製作所は、NEDO「省水型・環境調和型水循環プロジェクト」における成果を基にして、工業用水や生活用水向け(飲料水レベル)の新しい省エネ・低環境負荷型の「造水システム」を開発していた。2016年11月には、このシステムの実証を行うため、NEDOとダーバン市は基本協定書(MOU)を締結。今回、下水処理場の排水を用いて海水を希釈(塩分濃度低下)することで、ポンプの圧力を下げ、1日に6,250トンの飲料水が生産可能な実証設備を構築し、30%以上の消費電力削減(従来比)を目指すという。
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