宮崎県新富町、食品ロス削減等で南九州大・パナソニックと連携
発表日:2021.05.07
新富町(宮崎県児湯郡)は、食品ロス削減・生ごみ減量化に向け南九州大学およびパナソニック(株)と包括連携協定を締結した。同町では、町内のごみを近隣市のごみ焼却施設まで長距離運搬しており、さらに、高齢化が進む中、家庭から集積所までのごみ搬出が困難になる場合も多く、ごみの減量化やリサイクルは大きな課題となっている。また、食品ロスはごみ減量化の阻害要因の一つとなっており、日本においてここ数年ほぼ横ばい状態が続いている。今回、3者の協定に基づき、生ごみ処理機を使った堆肥活用による食農循環プラットフォーム構築の実証実験を行う。具体的には、町民宅に設置した生ごみ処理機で処理した乾燥ごみを回収して堆肥化。肥料として新富町内の市民農園やコミュニティーガーデンに還元し、野菜などの農作物の栽培、収穫につなげるという食農循環システムとまちの緑地化の検証と研究を行う。あわせて、家庭内の食品ロス低減にも取り組み、食品ロス削減や生ごみ減量への意識改革、ごみを出さないライフスタイルの実践につなげていくという。
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