沖縄米軍基地周辺のPFOS等調査 R4夏季の調査結果を県が公表
発表日:2022.12.01
沖縄県環境保全課は、令和4年度有機フッ素化合物環境中実態調査結果(夏季)について公表した(採水日:令和4年7月~9月)。同県では平成28年度に水道水源を除く県内の主要河川や地下水で全県的なペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)等調査を実施し、平成29年度からは高濃度のPFOSが検出された米軍基地周辺で有機フッ素化合物の調査を毎年、夏季、冬季の2回行っている。令和4年度夏季の調査は46地点で実施した。その結果、環境省が定めた暫定指針値(50ng/L)を超過した地点数は、普天間飛行場周辺で11地点(調査20地点)、嘉手納飛行場周辺12地点(調査13地点)などで、調査した46地点中32地点で超過していた。全調査地点中の最大濃度は、嘉手納町の屋良ヒージャ-ガーの 2,100ng/L(暫定指針値の42倍)。同県では普天間飛行場や嘉手納飛行場周辺は基地からの影響である蓋然性が高いことから、引き続き国や米軍に対して、立入調査や国による原因究明等を求めていくという。
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