ドイツの連邦環境省と連邦経済技術省は、エネルギーシフトの進捗についての第1回モニタリング報告書「未来のエネルギー」を、連邦内閣の承認を経て公表した。これは、同国が世代を超えた課題として取り組むエネルギーシステムの転換に向け、2011年の進捗状況を、一般に公開されているデータを基に44の指標を用いて評価したもので、その結果を更なる発展に利用することを目的としている。エネルギーシフトは順調に成果を挙げており、エネルギー消費量や温室効果ガス排出量は減少し、再生可能エネルギー供給は増加、エネルギーの安定供給も確保されたという。その一方で、克服すべき課題も引き続き存在し、この報告書に対し、独立した組織である専門家委員会は、エネルギー費用の増加(再生可能エネルギーの拡大がその要因に含まれる)、既存の助成に対する調整の重要性など警告や意見を表明している。連邦政府はこれらの意見を慎重に検討し、エネルギーシフトの成功に向け活用するとしている。また、市民に対しても報告書に対する意見を募集している。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | ドイツ連邦環境省 | BMU | 報告書 | 安定供給 | エネルギーシフト | エネルギー消費量 | ドイツ連邦経済技術省 |
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