欧州環境庁(EEA)はEUの気候・エネルギー目標の進捗状況を分析し、全体としてEU加盟国は再生可能エネルギー、エネルギー効率、温室効果ガス排出の2020年目標の達成に向けて順調に進んでいるが、現在のペースでは長期的目標の達成は困難とする報告書を公表した。EUは2020年までに全体の最終エネルギー消費の20%を再生可能エネルギーで賄うという目標を設定している。報告書によると、最終エネルギー消費に占める再生可能エネルギーの割合は拡大傾向で2015年は16.4%に達し、全28加盟国のうち22カ国が自国の目標値を達成または上回る勢いである。また、同年のエネルギー消費は2005年より11%減少し、25カ国が目標達成へ向かっているが、全体的にエネルギー効率目標への野心が足りないという。EEAは、2050年に向けた、より野心的・長期的なエネルギーと脱炭素化の目標達成のため、取組の大幅な強化が必要と指摘。エネルギー効率の2030年目標に向け、消費者行動の急速な変化と対策の効果的実施が求められるという。
情報源 | 欧州環境庁(EEA) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境庁(EEA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | エネルギー効率 | 欧州環境庁 | EEA | エネルギー消費量 |
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