欧州委員会は、欧州エネルギー同盟の進捗状況について2回目の報告書を公表した。これは、2015年11月に公表した1回目の報告書以降の進捗をまとめたもの。それによると、エネルギー同盟にとって、2016年はエネルギー同盟枠組み戦略のビジョンを立法および非立法イニシアティブによってさらに具体化した年になったという。特に2016年11月には「全ての欧州市民にクリーンエネルギーを」という施策群を発表した。EU全体としてはエネルギー同盟の目標達成へと順調に進んでおり、最終エネルギー消費、温室効果ガス排出量は、すでに2020年までの目標を達成している。再生可能エネルギーについても2014年のEUの最終エネルギー総消費に占める比率は16%に拡大。1990~2015年にかけてEUの国民総生産(GDP)は50%成長したが、温室効果ガス排出は22%減少し、経済成長と温室効果ガス排出のデカップリングにも成功しているという。欧州委員会は、2017年を通して加盟国の政策に関する詳細な分析を実施する計画も発表した。
情報源 | 欧州委員会(EC) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会(EC) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | 欧州委員会 | クリーンエネルギー | 経済成長 | EC | エネルギー消費量 | 欧州エネルギー同盟 |
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