欧州委員会は、エネルギー安定供給と競争力を損なうことなく、2050年までに温室効果ガス排出量を80%以上削減するというEU目標を達成するための「エネルギーロードマップ(行程表)2050」を発表した。同文書では、追加措置を取らず既存の政策を続けていく2つのシナリオと、再生可能エネルギーやエネルギー効率、原子力、CO2回収・貯留技術(CCS)を組み合わせた5つの脱炭素化シナリオを分析した結果、1)全ての脱炭素化シナリオで排出削減目標を達成でき、長期的には既存の政策より経済的、2)エネルギー効率向上と再生可能エネルギーの割合の拡大が不可欠、3)迅速なインフラ投資でコスト抑制が可能、4)迅速な投資は将来の最適価格につながる、5)国別政策より欧州全体で取り組むほうが低コストで供給も安定、と指摘している。この行程表により、EU加盟国は必要なエネルギー選択を行い、民間投資のための安定したビジネス環境創出が可能になると期待されている。
情報源 | 欧州委員会 プレスリリース ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会 ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | CCS | 温室効果ガス | 欧州委員会 | ドイツ連邦環境省 | BMU | エネルギー効率 | ロードマップ | 低炭素 | 安定供給 |
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