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 コモロ、モンゴル、シリアが生物多様性条約名古屋議定書を批准し、批准国は18カ国に

発表日:2013.06.06


  コモロ、モンゴル、シリアが2013年4月から5月にかけて生物多様性条約(CBD)の「遺伝資源へのアクセスと利益配分に関する名古屋議定書」を批准したと、CBD事務局が発表した。これにより、批准国は18カ国になった。議定書は50番目の批准書等の寄託から90日後に発効することになっており、発効すると、遺伝資源や関連する伝統的知識の利用が進むと同時に、それによる利益の衡平な配分が促されると期待されている。今回の批准を受け、ディアスCBD事務局長は、2014年10月に韓国で開催される第12回締約国会議以前の議定書発効に向けた機運が高まったとしている。なお、潘基文国連事務総長は、2013年4月の書簡に続き5月22日の国際生物多様性の日のメッセージでも、まだ議定書を批准していないCBD加盟国に対し、我々が望む未来に向けた作業を進めるために批准を急ぐよう求めた。また、5月にノルウェーのトロンハイムで開かれた「生物多様性に関するトロンハイム会議」でも、参加閣僚らがCBD加盟国に、議定書批准に向けた国内手続きを急ぐよう促した。

情報源 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局(CBD)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 生物多様性条約 | CBD | 遺伝資源 | モンゴル | 利益配分 | シリア | 名古屋議定書 | コモロ
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