フランスでは、2013年7月1日から、事務所や店舗・オフィスビルなどの夜間照明を夜中の1時から朝7時まで消灯する省令が施行されるが、この施行を前に、環境・持続可能な開発・エネルギー省が、パンフレットやポスター、同省のウェブサイトなどによりその周知を図るキャンペーンを開始した。この省令では、1)ショーウィンドウの照明は閉店時間や営業終了時間の1時間後か遅くとも夜中の1時から、翌朝7時または営業開始1時間前まで消灯する、2)建物外壁照明は夜中の1時までに消し、翌日没まで点灯してはならない、3)事務所の照明は従業員が帰宅してから1時間以内には消灯する、などが定められている。ただし、あらゆる照明が対象になるわけではなく、自動車や歩行者用の道路灯、防犯灯、年末に建物を飾るクリスマス用イルミネーションなど、例外もある。この省令は、フランスが先駆的に取り組むもので、75万世帯分の年間電力消費量を削減でき、25万トンのCO2排出削減、2億ユーロの節約になるだけでなく、光害が防止されることで生物多様性の保全にもつながるという。
情報源 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省 プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省 |
分野 | 環境総合 |
キーワード | CO2 | 生物多様性 | 照明 | 省令 | 店舗 | オフィスビル | 普及啓発 | キャンペーン | 電力消費量 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省 |
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