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 アメリカ最大の風力タービンドライブトレイン試験施設がサウスカロライナ州で操業開始

発表日:2013.11.21


  アメリカのサウスカロライナ州で、同国最大・世界最先端級の風力タービンドライブトレイン(動力駆動装置)試験施設が操業を開始した。この施設は、クレムゾン大学の研究所の主導で新型風力タービン(特に洋上風力)の試験・検証を行い、次世代エネルギー技術の開発促進、製造コスト削減、アメリカ企業の国際競争力強化を支援するもので、鉄道・水上輸送に便利な海軍倉庫跡に立地する。エネルギー省(DOE)等の財政支援を得て完成したこの施設は、2つの実験室(7.5及び15メガワット級ドライブトレイン用)のほか、実環境を想定したグリッドシミュレーターも備えており、官民の研究者による風力エネルギー技術と送電網との相互作用の研究に役立つという。オバマ政権は一期目にアメリカの風力・太陽光・地熱発電量を倍以上に伸ばしたが、クリーンエネルギーで世界をリードしていくため、二期目の現在も、2020年までにこれらの発電量の倍増を目指している。DOEは過去4年間、テキサス州やコロラド州等の風力タービン試験施設に多額の投資を行っている。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 環境総合
キーワード アメリカエネルギー省 | DOE | 洋上風力 | 送電網 | 試験 | 風力タービン | サウスカロライナ州
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