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 アメリカエネルギー省、最大規模の屋上設置型太陽光発電プロジェクトに14億ドルの資金調達支援

発表日:2011.06.22


  アメリカエネルギー省は、同国史上最大規模の屋上設置型太陽光発電プロジェクトに対し、14億ドルの部分的融資保証を行うと発表した。このプロジェクトでは、全米各地の産業施設の屋上に太陽光発電パネルを設置し、発電した電力を直接送電網に供給する。パネルを設置するのは、アメリカの物流施設不動産会社のプロロジス社が所有・管理する建物約750棟の屋上で、発電量は合計約733メガワット。これは、2010年にアメリカで設置した太陽光パネルの総発電量とほぼ同じ規模となる。このプロジェクトでは、年間を通じ最大100万メガワット時の発電が可能になるとされ、これは約8万8000世帯の需要をまかなえる電力だという。これによるプロジェクトの炭素排出削減量は年間58万トンにのぼる。アメリカエネルギー省では、2020年までにコスト面で競争力のある太陽エネルギーの利用を目指す「サンショット」計画を進めており、今回のプロジェクトはこの目標に貢献するほか、クリーンで再生可能なエネルギーを提供し、少なくとも1000人の雇用を創出するとみられる。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE) 
分野 地球環境 環境総合
キーワード 太陽光発電 | アメリカエネルギー省 | DOE | プロロジス | 融資 | 送電網 | 雇用 | 資金 | 屋上 | 不動産
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