生物多様性条約(CBD)事務局は、南スーダンが2014年2月17日に同条約への加入書を寄託したと発表した。CBD事務局のディアス事務局長は、条約の194番目の締約国となる南スーダンの加盟を祝い、2014年10月に韓国で開催される第12回締約国会議への南スーダンの参加を歓迎するとしている。南スーダンは2011年7月9日に独立。ナイル川を擁し、石油、鉱物、生物資源などの豊かな自然資源を有する。広大で肥沃な土地では農畜産業が盛んで、世界最大級の動物大移動も毎年見られるという。1992年採択、1993年発効のCBDは、生物多様性の保全、その構成要素の持続可能な利用、遺伝資源の利用から生じる利益の公平な配分のための国際条約で、世界のほぼすべての国が加盟する。CBDの補助協定として「バイオセーフティに関するカルタヘナ議定書」がある。これは、現代のバイオテクノロジーによって生み出された遺伝子組み換え生物による潜在的な危険から生物多様性を保護することを目指すもので、現在、166か国と欧州連合が批准している。
情報源 | 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 生物多様性条約事務局(CBD) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 持続可能 | 生物多様性条約 | CBD | 遺伝資源 | 利益配分 | 南スーダン |
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