欧州委員会は、2016年の「欧州グリーン首都」賞をスロベニアの首都リュブリャナに決定したと発表した。同市は、市民の環境意識を高めたことや、統合的環境管理のアプローチに従った持続可能性戦略「ビジョン2025」の実施、過去10年のさまざまな都市環境対策、グリーン調達の推進等が評価された。「ビジョン2025」では、環境保護、持続可能な交通計画、持続可能なエネルギー行動計画、電気交通戦略のすべてを一体的に進めている。交通政策では歩行者・自転車・公共交通の優先を進めており、2012年には、2020年までに市内の交通手段における公共交通、自動車以外の交通手段、民間自動車の比率を均等に3分の1ずつにするという目標を採択している。この賞は2006年にエストニアの首都タリンの市長により提唱された。都市をより住みやすく働きやすい場所にすることを目的に、毎年、高い環境水準を達成した実績を持ち、将来の環境改善と持続可能な開発に継続的かつ意欲的に取り組む、他の都市のモデルになるような欧州の都市が選定される。
情報源 | 欧州委員会 プレスリリース |
---|---|
国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会 |
分野 | 環境総合 |
キーワード | エネルギー | 欧州委員会 | 交通 | 環境管理 | 都市環境 | 持続可能性 | 環境保護 | 欧州グリーン首都 | スロベニア | リュブリャナ |
関連ニュース |
|