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 国際自然保護連合(IUCN)、レッドリストを公表し、哺乳類の危機に警鐘

発表日:2008.10.06


  スペインのバルセロナで開催中の国際自然保護連合(IUCN)世界自然保護会議において、絶滅のおそれのある種のレッドリストが公表され、哺乳類の約4分の1に絶滅のおそれがあることが明らかになった。世界の哺乳類を対象とした新たな調査により、5,487種のうち少なくとも1,141種に絶滅のおそれがあるとされたが(このうち最も絶滅の危険性が高い絶滅危惧IA類は188種、それに次ぐIB類は約450種)、他にデータ不足とされた種が836種もあり、実際には哺乳類の36%が絶滅の危機に瀕している可能性も指摘されている。既に絶滅した哺乳類は、1500年以後、少なくとも76種に上る。生息地の喪失と破壊は、世界の哺乳類の40%に影響を及ぼしており、また、東南アジア、アフリカや南米の一部では、過剰な捕獲により大型哺乳類が減少している。なお、レッドリストには、哺乳類以外の生物も含めると44,838種が掲載されているが、このうちの38%に当たる16,928種に絶滅のおそれがあるという。

情報源 国際自然保護連合(IUCN) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際自然保護連合(IUCN)
分野 自然環境
キーワード 絶滅危惧種 | 国際自然保護連合 | IUCN | レッドリスト | 哺乳類
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